アフィリエイトで成果を出すには、まず自分のメディア(ブログ)を持つ事が大前提になります。
そして「ブログを作る」と聞いた瞬間に、多くの人が真っ先に感じるのが技術的なハードルではないでしょうか。
「サーバーって何を選べばいいの?」「ドメインってどうやって取るの?」「WordPressのインストールって難しそう…」
こうした不安を感じてしまうのは、ごく自然な事です。なぜなら、これらは普段の生活の中で触れる機会がほとんどない、専門的な手続きだからです。
ただ、一つだけ先にお伝えしておきたい事があります。
WordPressブログの開設は、手順さえ分かっていれば、パソコンが苦手な人でも1~2時間で完了できる作業です。
これは気休めではなく、事実です。現在のレンタルサーバーの多くは「WordPress簡単セットアップ」のような機能を備えており、かつてのように専門知識がなければできなかった作業が、画面の指示に従ってクリックしていくだけで完了するようになっています。
この記事では、ドメインの取得からサーバーの契約、WordPressのインストール、そして最低限の初期設定までを、一つ一つの手順を追って解説していきます。
この記事を上から順番に読みながら作業すれば、今日中にあなたのブログが立ち上がります。
全体像を把握する ─ WordPress開設に必要な3つの要素
手順に入る前に、まずWordPressブログが「何で構成されているのか」という全体像を掴んでおきましょう。理解してから手を動かす方が、迷いなく進められます。
WordPressブログの開設には、以下の3つの要素が必要です。
① サーバー(レンタルサーバー)
サーバーとは、あなたのブログのデータを保管し、インターネット上に公開するための「土地」のようなものです。自宅を建てるには土地が要るように、ブログを公開するにはサーバーが要ります。
個人で物理的なサーバーを用意する必要はなく、月額1,000円前後の「レンタルサーバー」を契約する事で利用できます。
② ドメイン
ドメインとは、あなたのブログの「住所」にあたるものです。例えばexample.comのような文字列がドメインです。
ブラウザのアドレスバーに表示されるURLの一部であり、読者があなたのブログにアクセスするための目印になります。
③ WordPress(ワードプレス)
WordPressは、ブログを作成・管理するための無料ソフトウェアです。先ほどの例えで言えば、土地(サーバー)の上に建てる「建物」がWordPressにあたります。
プログラミングの知識がなくても、管理画面から文章を書いて投稿する事ができます。世界中のウェブサイトの40%以上がWordPressで作られており、個人ブログから企業サイトまで幅広く利用されています。
この3つの関係を整理すると、以下のようになります。
| 要素 | 役割 | 例え |
|---|---|---|
| サーバー | データを保管・公開する場所 | 土地 |
| ドメイン | ブログの住所(URL) | 住所 |
| WordPress | ブログを構築・運用するソフト | 建物 |
つまり、「サーバーという土地の上に、WordPressという建物を建てて、ドメインという住所を付ける」──これがWordPressブログ開設の全体像です。
ここから先は、この3つを順番に用意していく手順を解説します。
STEP1:レンタルサーバーを契約する
まず最初に行うのが、レンタルサーバーの契約です。
「どのサーバーを選べばいいか分からない」という声は非常に多いのですが、結論から言えば、初心者のブログ開設においてサーバー選びで致命的な失敗をする事はほぼありません。
なぜなら、現在の主要なレンタルサーバーは、いずれもWordPressに対応しており、表示速度やサポート体制も一定水準以上の品質を確保しているからです。
その上で、初心者がサーバーを選ぶ際に確認すべき条件は3つだけです。
| 条件 | 理由 |
|---|---|
| WordPress簡単インストール機能がある | 手動インストールの手間と失敗リスクを排除できる |
| 独自ドメインの取得・設定が同時にできる | 別サービスでドメインを取得して紐付ける手間を省ける |
| 月額1,000円前後のプランがある | 初期段階で高額プランは不要。コストを抑えつつ十分な性能が得られる |
この3条件を満たす代表的なサーバーとしては、以下が挙げられます。
- ConoHa WING(コノハウィング)
- エックスサーバー
- ロリポップ!(ハイスピードプラン以上)
いずれも国内で広く利用されているサーバーであり、WordPress開設に関するサポートドキュメントも充実しています。
ここで一つ補足しておくと、「どのサーバーを選ぶか」よりも「サーバーを契約して先に進む事」 の方がはるかに重要です。
サーバー選びに何日もかけてしまう人が少なくないのですが、ブログの成果を左右するのはサーバーの性能差ではなく、その上に載せるコンテンツの質です。ここは深く悩まず、上記のいずれかを選んで契約を進めてください。
契約の手順(概要):
- 各サーバー会社の公式サイトにアクセスする
- プランを選択する(最安値の一つ上のプランが安心)
- アカウント情報を入力する
- 支払い方法を設定する(クレジットカードが推奨)
- 契約完了
契約に必要なものは「メールアドレス」「クレジットカード(または支払い手段)」「電話番号」の3点だけです。手続き自体は10分程度で完了します。
STEP2:独自ドメインを取得する
サーバーの契約ができたら、次は独自ドメインの取得です。
先ほどの「WordPress簡単セットアップ」機能を持つサーバーであれば、サーバー契約と同時にドメインの取得も完了するケースがほとんどです。
その場合、このSTEP2は既に完了している事になりますので、STEP3に進んでいただいて構いません。
もしサーバーとは別にドメインを取得する場合は、「お名前.com」「ムームードメイン」などのドメイン取得サービスを利用します。
ドメイン取得時に決める事は、実質的に2つだけです。
① ドメイン名(文字列の部分)
example.comのexampleに当たる部分です。これはあなたのブログの「顔」になるため、以下の点を意識してください。
- 短く、覚えやすい文字列にする:長すぎるドメインは読者が覚えにくく、入力ミスも起きやすい
- ブログのテーマやコンセプトが連想できると理想的:ただし、これに何時間もかける必要はない
- 日本語ドメインは避ける:技術的なトラブルの原因になる事がある
ドメイン名は一度決めたら変更が難しい(別ドメインを取り直す必要がある)ため、最低限の考慮は必要です。ただし「完璧なドメイン名」を探して何日も悩む必要はありません。シンプルで分かりやすければ十分です。
② トップレベルドメイン(末尾の部分)
.com、.net、.jp、.blogなど、ドメイン名の末尾に付く部分です。
結論として、.comを選んでおけば問題ありません。 .comは世界で最も広く使われているトップレベルドメインであり、読者にとっても見慣れた、信頼感のある表記です。もし.comが既に他の人に取得されていた場合は、.netや.blogでも支障はありません。
ドメイン取得の費用は、年間1,000円~2,000円程度が目安です。サーバー契約時にドメインが無料で付いてくるキャンペーンも頻繁に行われているため、サーバー契約時に合わせて確認してみてください。
STEP3:WordPressをインストールする
サーバーの契約とドメインの取得が済んだら、いよいよWordPressのインストールです。
ここが「難しそう」と感じる人が最も多いポイントですが、先ほど触れた「WordPress簡単セットアップ」機能を使えば、実際の作業は画面に表示される項目を順番に入力していくだけです。
具体的には、以下の情報を入力する画面が表示されます。
| 入力項目 | 内容 |
|---|---|
| サイト名 | ブログのタイトル(後から変更可能) |
| ユーザー名 | WordPress管理画面にログインする際のID |
| パスワード | WordPress管理画面にログインする際のパスワード |
| メールアドレス | WordPress関連の通知を受け取るアドレス |
これらを入力して「インストール」ボタンをクリックすれば、数分でWordPressのインストールが完了します。
インストールが完了すると、WordPress管理画面のURL(通常はhttps://あなたのドメイン/wp-admin/)が表示されます。このURLをブックマークしておいてください。今後、記事を書いたり設定を変更したりする際は、常にこの管理画面からアクセスする事になります。
注意点: WordPressインストール直後は、SSL(https化)の反映に少し時間がかかる場合があります。「この接続は安全ではありません」という表示が出た場合は、30分〜1時間ほど待ってからアクセスし直してみてください。
STEP4:最低限の初期設定を済ませる
WordPressのインストールが完了したら、記事を書き始める前に最低限の初期設定を済ませておきましょう。
「設定」と聞くと面倒に感じるかもしれませんが、ここで行う設定は本当に最低限のものだけです。後からでも変更できる項目がほとんどですので、完璧を目指す必要はありません。
① パーマリンク設定(最重要)
パーマリンクとは、各記事のURL構造の事です。この設定だけは最初に必ず行ってください。 後から変更すると、既に公開した記事のURLが全て変わってしまい、検索エンジンからの評価やブックマークがリセットされてしまうからです。
設定手順は以下の通りです。
- WordPress管理画面の左メニューから「設定」→「パーマリンク」をクリック
- 「投稿名」を選択する
- 「変更を保存」をクリックする
「投稿名」を選択する理由は、URLに記事の内容を反映させる事ができるためです。例えば「WordPressの始め方」という記事であれば、https://あなたのドメイン/wordpress-start/のように、URLを見ただけで記事内容が推測できるようになります。これはSEO(検索エンジン最適化)の観点からも推奨されている設定です。
② サイトタイトルとキャッチフレーズの設定
- 「設定」→「一般」をクリック
- 「サイトのタイトル」にブログ名を入力する
- 「キャッチフレーズ」にブログの簡単な説明を入力する(空欄でも可)
- 「変更を保存」をクリックする
サイトタイトルは検索結果にも表示されるため、ブログのテーマが伝わる名前にしておくと良いです。ただし、こちらも後から変更できますので、この時点では仮のタイトルでも構いません。
③ SSL設定の確認
多くのレンタルサーバーでは、サーバー契約時にSSL(通信の暗号化)が自動で設定されます。念のため、以下を確認してください。
- 「設定」→「一般」をクリック
- 「WordPress アドレス (URL)」と「サイトアドレス (URL)」の両方が
https://で始まっている事を確認する
もしhttp://(sなし)になっている場合は、https://に変更して保存してください。SSL化はサイトのセキュリティだけでなく、検索エンジンの評価にも影響します。
④ コメント機能の設定
初期状態では記事にコメントが投稿できる設定になっています。スパムコメントが大量に届く事があるため、必要でなければ無効にしておく事を推奨します。
- 「設定」→「ディスカッション」をクリック
- 「新しい投稿へのコメントを許可」のチェックを外す
- 「変更を保存」をクリックする
以上の4項目で、最低限の初期設定は完了です。
STEP5:テーマ(デザインテンプレート)を選ぶ
WordPressの「テーマ」とは、ブログのデザインやレイアウトを決めるテンプレートの事です。テーマを変更するだけで、ブログの見た目が大きく変わります。
テーマには「無料テーマ」と「有料テーマ」がありますが、ここで重要な考え方をお伝えします。
ブログの成果を決めるのは、デザインではなく「中身(コンテンツ)」です。
テーマ選びに何時間もかけたり、有料テーマに数万円を投じたりする前に、まず記事を書く事に時間を使ってください。どれだけ美しいデザインのブログでも、中身が薄ければ読者は離れます。逆に、デザインがシンプルでも、価値あるコンテンツが載っていれば読者は読みます。
その上で、テーマ選びの判断基準を示しておきます。
無料テーマで十分に始められます。 代表的な無料テーマとしては以下が挙げられます。
- Cocoon(コクーン):国内で最も利用されている無料テーマの一つ。SEO対策やアフィリエイト機能が標準装備されている
- Lightning:シンプルで汎用性が高いテーマ。ビジネスサイトにも使われている
テーマの設定手順:
- WordPress管理画面の左メニューから「外観」→「テーマ」をクリック
- 「新しいテーマを追加」をクリック
- 検索窓にテーマ名(例:Cocoon)を入力する
- 表示されたテーマの「インストール」→「有効化」をクリック
外部サイトからダウンロードしたテーマの場合は、「テーマのアップロード」からZIPファイルをアップロードする形になります。
テーマは後から自由に変更できます。最初の段階では深く悩まず、まず一つ選んで先に進む事を優先してください。
STEP6:最低限入れておくべきプラグイン
プラグインとは、WordPressに追加機能を付け加えるための拡張ツールです。スマートフォンに「アプリ」をインストールするようなイメージと考えてください。
プラグインは数万種類が存在しますが、初期段階で入れるべきプラグインは多くありません。 むしろ、不要なプラグインを大量にインストールすると、サイトの表示速度が低下したり、プラグイン同士の干渉でエラーが発生したりするリスクがあります。
以下に、最初の段階で導入を推奨するプラグインを挙げます。
| プラグイン名 | 主な役割 |
|---|---|
| Akismet Anti-Spam | スパムコメントを自動で検出・ブロックする |
| XML Sitemaps(旧 Google XML Sitemaps) | サイトマップを生成し、検索エンジンにサイト構造を伝える |
| WP Multibyte Patch | 日本語環境でのWordPress動作を安定させる |
| BackWPup または UpdraftPlus | ブログのバックアップを自動で取得する |
プラグインのインストール手順:
- WordPress管理画面の左メニューから「プラグイン」→「新規追加」をクリック
- 検索窓にプラグイン名を入力する
- 表示されたプラグインの「今すぐインストール」→「有効化」をクリック
一点だけ注意しておくと、プラグインは「本当に必要なもの」だけを入れる事を原則としてください。
「便利そうだから」という理由であれもこれも入れてしまうと、後から問題が起きた際に原因の特定が困難になります。また、プラグインの中にはテーマの機能と重複するものもあるため、テーマのマニュアルを確認してから導入するとより安心です。
開設後に「やっておいた方がいい事」
ここまでの手順でWordPressブログは開設できているはずです。
ここからは「今すぐでなくても良いが、早めにやっておくと後々役に立つ」事を補足しておきます。
① Googleアナリティクスの導入
Googleアナリティクスは、ブログのアクセス数や読者の行動を分析するための無料ツールです。「どの記事がどれくらい読まれているか」「読者はどこから来ているか」などのデータを確認する事ができます。
記事が少ない初期段階ではデータを見てもあまり意味がないのですが、設定自体は早めに済ませておいた方が良い理由があります。データは設定した日以降しか蓄積されないため、後から「過去のデータが欲しい」と思っても遡る事ができないからです。
② Googleサーチコンソールへの登録
Googleサーチコンソールは、あなたのブログが検索エンジンにどのように認識されているかを確認するための無料ツールです。「どんな検索キーワードでブログが表示されたか」「クリック率はどれくらいか」といった情報を把握できます。
こちらもアナリティクスと同様に、早めに登録しておく事でデータの蓄積が始まります。
③ プライバシーポリシーの設置
アフィリエイトを行うブログでは、プライバシーポリシー(個人情報の取り扱い方針)のページを設置する事がASPの規約上で求められるケースがあります。テンプレートを活用すれば、短時間で作成する事が可能です。
よくある質問と不安への回答
ここまでの手順の中で、多くの人が疑問や不安を感じやすいポイントをまとめておきます。
Q. サーバーやドメインの費用は毎月いくらかかりますか?
レンタルサーバーの費用は月額700円〜1,500円程度が一般的です。ドメインは年間1,000円〜2,000円程度です。合計すると、月額にして約1,000円〜1,600円前後のランニングコストになります。
「ブログは無料で始められる」という情報もありますが、無料ブログサービス(アメブロ、はてなブログ等)はアフィリエイトに制約がある場合が多く、サービス終了リスクもあるため、自分のメディアとして運営するのであれば、WordPressでの開設を推奨します。
Q. パソコンが苦手でも本当にできますか?
できます。このガイドで解説した手順は、いずれも「画面に表示された項目を入力し、ボタンをクリックする」という操作の繰り返しです。プログラミングの知識は一切必要ありません。
もし途中でエラーが出たり、手順通りに進まなかったりした場合は、各サーバー会社のサポートに問い合わせる事もできます。主要なレンタルサーバーはいずれもサポート体制が充実しており、電話やチャットで対応してもらえます。
Q. 無料テーマで大丈夫ですか?有料テーマの方がSEOに強いのでは?
無料テーマでも全く問題ありません。特にCocoonは、有料テーマと遜色ないレベルのSEO対策機能を備えています。
「有料テーマの方がSEOに強い」という情報を目にする事があるかもしれませんが、テーマの違いが検索順位に与える影響は、コンテンツの質が検索順位に与える影響に比べれば極めて小さなものです。有料テーマの購入は、ブログ運営にある程度慣れてからでも遅くはありません。
Q. ブログ名(サイトタイトル)が決まらないのですが…
仮のタイトルで始めて問題ありません。ブログ名は後から何度でも変更できます。
ブログ名が決まらない事を理由に開設を先延ばしにしてしまうのは、もったいない事です。最初は「○○のブログ」程度の仮タイトルでも構わないので、まずブログを立ち上げて、1本目の記事を書く事を優先してください。
まとめ ─ 「完璧な準備」より「まず始める事」
この記事では、WordPressブログの開設手順を6つのSTEPに分けて解説しました。
全体を振り返ると、以下の流れです。
- レンタルサーバーを契約する
- 独自ドメインを取得する
- WordPressをインストールする
- パーマリンク等の初期設定を済ませる
- テーマを選んで有効化する
- 最低限のプラグインを導入する
一つ一つのSTEPは、決して難しい作業ではなかった事が実感できたのではないでしょうか。
最後に一つだけお伝えしておきたい事があります。
ブログを開設する事は、あくまでも「スタートラインに立つ」事に過ぎません。ブログの成果は、この先あなたがどんなコンテンツを書いていくかによって決まります。
サーバーの選択を完璧にしても、テーマのデザインを何時間もかけて調整しても、記事を一本も書いていなければ、ブログからの収益はゼロです。
逆に、サーバーやテーマの選択が「最適」でなかったとしても、読者にとって価値あるコンテンツを地道に積み重ねていけば、ブログは着実に成長していきます。
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それが、ブログで成果を出すための最も確かな第一歩です。


